日常
上の子が、39歳のあいだは手を繋いであげる、と言ってきたので、
40歳になったらもう繋いでくれないの?と聞くと、
たまには繋いであげる、と優しく答えた。
信じられないけど、本当に子どもが手を繋いでくれない日が来るんだな。
うっとおしいくらいに毎日いっしょにいた日々も今は遠くなったし。
あんなに早く過ぎ去ってくれと思ってたのに、本当に過ぎ去るとその事実に愕然とする。
わかってるのにな、わかってるのにね。
上の子に関しては、でも、悔いなくいっしょにいたと思う。
下の子とはほとんどいっしょにいれなかった。
私の精神状態がとてもとてもひどかったうえに、その子が夜泣きがひどすぎて、崩壊寸前だった。
よく死なずに死なせずに来れたな、と本当に思う。
私を助けてくれたのは、意外にも、家族などの身近な存在ではなく、他人の人々だった。
そのことが私の価値観や考え方を大きく変えた。
おかげで今私はこうしていられる。
下の子と、あとどれくらい今みたいにいっしょにいられるのかわからないけど、
もっとたくさん手を繋いで出かけようと思った。
自分のことはやりつつ、
人の助けを借りつつ、
子どもとなんてことない散歩をもっとしよう。
子育てはとても苦手だけど、いっしょに綺麗な空を見たり、花を見たりとかは、ずっとしてたい。