未来ちゃんノート

未来ちゃんへ話したいことや書きたい手紙などを取り留めなく綴るノート

夢で七尾旅人と遊ぶ

今日まで書いてきたことって、人様に見せなくてよい部分だと思う。

優雅に泳いでいる白鳥が水面下で脚をバダバタさせている、その脚のバダバタだから。

めちゃくちゃバタバタさせているやつだから。

それを本当には見せないのがプロなんだと思う。

いくら脚をバダバタさせてても、そんなことは見てる人には知ったこっちゃなくて、スイーッと美しく泳いでいる姿を人は見るし、それを見せるのがプロ。

なんだろうけど、

わたしがなりたいものは、なんとなく、少し違う気がする。

そのことはだんだん、やっていけばわかっていくんだろう。

負け惜しみではなくて、なんていうか、もっとフラットに軽く、スイーッもバタバタも愛おしくいられる境地があるような気がしている。

のだけど、

それはとりあえず、

置いといて、

 

 

今朝、夢を見た。

途中まで見えないものに追いかけられるという悪夢だったのだけど、その見えない何かから逃げて入ったお店に、ライブハウス兼飲み屋をやっている友だちが七尾旅人を連れてやってきた。

現実世界でも私は七尾旅人が大好きで、ライブも何度か見に行ったりしたのだけど、夢の中でも七尾旅人はものすごくかっこよくて、目の前で歌を歌い始めた。

本当に目と鼻の先で歌う旅人(呼び捨てごめんなさい)の歌を聴きながら、私は地面にあった紙に色ペンで絵を描き始めた。

すると旅人も歌いながらその紙に絵を描き始めた。

なので次は私が鼻歌を歌った。

それを交互に繰り返したり、いっしょに歌ったり描いたり、それはそれは夢の中でも本当に夢のように楽しい時間だった。

そう、夢なのだけど、感情は本物で、目覚めてからもあの楽しかった余韻にしばらく身体が踊っていた。

久しぶりに絵を描いて歌って、旅人の感性と遊んで、本当にワクワクした。

あんな気持ちは久しぶりだった。

夢の中で旅人は、あなたのことを覚えている、と言っていた。

前に見たことがあるんだよ、と。

 

あれは私の見た夢だったけど、ほんとうに、いつかの未来の現実になったらならば、どんなにいいだろう。

ある瞬間、ふと懐かしむように未来が見える気がするときがある。

見えるというか、身体ごと重なるというか。

そんなふうに、今は無いものの感覚、手触りをはっきり感じるときがある。

振り返ってみると、それらはすべて現実に現れた。

あの夢の、あの手応えを、忘れないでおこうと思った。

 

(私が、この人大好き!という人が二人いて、一人はさかなクンでもう一人は件の七尾旅人なのだけど、

よく見ると二人とも、すごくかたよっている。

よく見なくてもかたよってるのかも。)